自分軸と言わなくても、夢中でやりたいことを続ている人は魅力的

夢中になれるもの

数年前から耳にするようになった自分軸他人軸という言葉。自分は自分軸なのか他人軸で生きているのか。自分軸で生きれば自分らしく生きていけるのかなど、そもそも自分軸がわからない人もいるのではないでしょうか。

自分軸を書籍や動画やサイトでも取り上げる方も多いと思いますが、ここではちょっと違う視点で捉えようと思います。

目次

なぜ自分軸と他人軸という言葉が出て来たのか、その背景を知りたい?

巷では、自分軸で生きるとはやりたいことや夢中になれることを見つけることが大切で、やりがいのある仕事につながるので、他人の意見にブレない自分の価値観に気づくことが自分軸的な内容で解説されています。

それはその通りだと思いますし、好きで夢中になって取り組むものがあれば、努力するとか頑張るということを意識しなくても、寝ても覚めても続けてしまうくらい強力なメンタルになると思います。

いつの時代でもそういう気持ちでやりたいことに取り組める人は、年齢に関係なく魅力的な人に見えると思います。

ただ、そうは言ってもそういう魅力的な人は、今でいう自分軸と言わなくても昔からいたし、数年前に言われるようになった造語のようにも思います。

では自分軸、他人軸という対照的な意味の言葉はどうして出て来たのか?その背景は、、ここを知りたいと思いました。

これは自分なりの解釈ですが、結論から言うと、各世代間の捉え方感じ方にもよりますが、明らかに今は情報が洪水のように氾濫している世の中になり、デジタルやネットの普及で身近な暮らしに24時間情報が川のように流れ出して、誰もがその影響を受けていることが大きいと思いました。PCやスマホの普及やSNSがそうでしょう。

デジタルがなかった頃の自分の学生時代は、メディアといえばTV、ラジオ、電話、新聞雑誌、映画くらいで、まだ家庭にFAXさえなかったので、TV番組も深夜1:00頃までで終了あとは砂嵐、深夜はラジオ番組を聴いて夜を過ごしていたくらいで、今思うとわりと自分の一人の時間がある暮らしをしていました。TVも1台、電話も1台、ラジオはせいぜい2台あるくらいな時代。

今は、TVをつけながら家族がそれぞれスマホを見て動画やSNS、ニュースを見まくってます。

スマホは24時間ネットつながるので、1日の情報量を投じと比較してグラフにしたら急激に伸びているはずです。

知りたいことはネットで好きなだけ検索して調べられるし、毎日習慣化してるので、どうしたって自分で考えることよりも情報量が圧倒的に多くなります。

それで知った気になり立ち止まって自分で考えることより、常に流れる情報を選ぶことが中心で、あえていえば他人軸な発想や思考が習慣化している、というのが背景にあるように思いました。

それとSNSの利用も24時間なのでスマホは欠かせません。

この辺りの暮らしの変わりぶりを触れないで、自分の気持ちを大切にする、自分の価値観で生きる、やりたいことを仕事にすると言っても、確かにその通りなんですが、なぜそうなったのかの背景を捉えないとちょっとスッキリしません。

そんなわけで、毎日が情報で忙しすぎで、スマホでもネットの表示が数秒かかったら遅くてすぐにスルーしてしまうくらいなので、何か毎日が秒間隔で過ぎていくので、自分で考えるより情報を選ぶことに追われ過ぎて他人軸につながるのかなと思いました。

もうスマホがない生活なんてちょっと想像できないし、利用時間を半分に減らすなんて、ダイエットで体重を何キロも減らして痩せるような辛さがあるようで、しんどいです。というかなかなか習慣を変えられません。

こんなことを書いている自分も気づかずにそうなってるわけですが、それでもクリエイティブな仕事やものづくりの趣味があるので、その辺りまだ、自分で作ったりアイデア出ししたりと多少自分軸でいるかなと思いますが、なかなか自分ではわかりません。

なので、自分軸と言っても言わなくても、夢中にやりたいことがあって、努力や頑張らなくても好きで続けられるものがある人は魅力的だな~という落とし所で、締めたいと思います。

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